散策しました

 土曜日、久しぶりに一人歩きをした。たまたま妻がユニバーサルに友人と行くので僕の一人の時間ができた。朝のうちは『うーん、めんどくさいな。やっぱ家でゆっくりするか』とも思ったが一念発起、そうだ京都へ行こう!と決め出かけた。
 準備としてはできるだけ余分な金は使わないように缶に自家製のコーヒーを詰めた。それとカメラをリュックサックに慎重に入れ(カメラを壊さないような保護を入念にして)、I Padをこれまた入念にいれた。あとは最低必要なものだけ入れた。
 でも結局出かけたのは午後13時頃。行く場所はまず伏見稲荷大社、それから東福寺と上賀茂の大田神社清水寺ぐらいを想定した。が出かける時間が遅かったし、何故か途中の淀屋橋でゆっくりとコーヒーブレイクしたもんだから時間もどんどん遅くなってしまったので最初の訪問場所の伏見稲荷駅に着いた時間がもう午後15時ぐらいになってしまった。それでも時間の観念は頭の中はゆっくりしていたので入念に時間をかけて散策した。

 古めかし駅を降り短い商店街を歩くとすぐにいかにも伏見稲荷の入口だ!と言わんばかりの朱色の鳥居が僕を出迎えてくれた。土産物屋が軒を並べた商店街がさらに続き暫くすると本当の伏見稲荷大社が出現する。確か以前訪れた時は工事をしていた本殿などが完成しており、いかにも新鮮な感じのする清々しい朱色の美しい木造建築の建物が並んでいた。5月中旬という新緑の美しい季節にこの朱色は本当に冴え渡っているな、と思った。
 狐さんの出迎えを受け、参道を道なりに歩くと鳥居の道に招かれるように足を進める。なんとも神秘的な風景だ。鳥居のアーケードは延々と続く。その中を歩く。

 
 


千本鳥居を抜けると、三ツ辻に出る。そこで一旦休憩してカメラのレンズを変えてからまた歩き出した。次の四辻まではさらに距離があった。上り坂だがまだなだらかでそんなにきつくはなかった。しかし、あるのは鳥居と階段の組み合わせがいくつも続く。そいて四辻から一応山頂を目指して歩く。
今度は坂がさっきより勾配がきつくなって階段も多くきつかった。



何故かこの散策が登山か山歩きのようになってきた。三の峰、ニノ峰、間の峰と何かとりつかれたかのように一生懸命に歩いた。そうしてようやく一の峰に到着。でここまで登ったのは生まれて初めてだったのと、この先の道はもともと出発したところへ戻れるのかわからないと感じるような不安な気持ちがあり、茶店のオヤジにこの先はどこに行くようになっているのかと尋ねると、偉そうに答えるので頭にきたがまあせっかくの休日の散策と思い何も反論せず説教を聞き流し足を先へと進めた。

  もう夜も遅いので明日以降にこの日記の続きはしよう。