妻は63歳になった。
私は64歳。
歳は正確にとる。
去年は何をしていたか?
コロナ煽りが高まっていたなあ。
今年も少し飽き飽きしているが、まだ続いている。
妻は元気だ。よかった。
なにをやってるんだか。
そんなに世界は大騒動が続いていて、テレビやSNSは踊る。
私は目の前の仕事と家庭、子供たちの狭い世界で好きなように生きている。
なんか分断された社会になってきている気がする。
目の前にいる人々には何も違和感は感じない。
目の前にいる人々はどう感じているのだろうか?
6年前とはずいぶん世の中が変わった気がする。
苦しくても楽しくても、目の前の現実は淡々と現れる。
佐野が亡くなって、その墓前で線香を未だにあげられないのが残念だ。
それにしてもいつかはわたしも妻も死ぬんだ。
一歩一歩、死にむかう。
だれもすべての人々も。
その一瞬一瞬の時間の連続が生きることだ。
大事な大事な時間。
背負っているものは少ない。
それが良い。
背負っても気にせず、すぐに置く。
軽くなる。
力は十分でないかもしれないが、精いっぱい背負えるようにしておこう。
誰のためか?
妻か、子供たちか、友人と思える人たちか?
私を見守るのは、亡き父だ。
縋りついてくるのは母だ。
私を支えてくれるのは妻だ。
そんな妻の誕生日。
長く一緒にこれからも旅を続けよう。