朝からショパン

真夜中に目が覚めてそれからずっと起きている。することがないので録画しておいた音楽番組を見ているとなんと、キーシンショパンのコンチェルトを弾いている。でもまだ40歳なんだそうな。キーシンといえば神童。15歳にして世に出た音楽家。あれから25年。どんな歳月を過ごしたんだろうか?と考えてしまう。15歳にしてあの技術を習得してしまって、25年も時間が過ぎた天才ってどうなってしまうのか?
感じたことは案外丁寧に音楽の表情をつけて演奏している。いや、感情に先走らない完熟した潤いとまろやかさをもっていることだ。
それにしても時間を感じるピアニストを見た。変わらない音楽と円熟を身につけた神童の演奏。まあ不意に真夜中に目が覚めたがいい時間を過ごせたかな?